現役美容師が白髪染めトリートメントを片っ端から試してランキング形式にまとめました!
安全に使えてよく染まる、そんな人に薦めたくなる商品だけを掲載しています。
まずは白髪染めトリートメントの良し悪しを図るための基準を知ってから、ランキングを見てもらえれば幸いです。
もくじ
白髪染めトリートメントの選び方
白髪染めトリートメントはネット通販だけでも30種類以上の商品が販売されています。
その中でも使う価値のある商品は一握りで、染まらない割に値段が高いハズレ商品ばかりです。
当ページのランキングでは「染色力・色味・安全性・料金・使い続けやすさ」を考慮して順位付けしてあるので、染めてみて買わなきゃよかったと後悔するようなものは掲載していません。
白髪染めトリートメントを選ぶ上で重要な項目について紹介します。
少ない回数で白髪が隠れる「染色力」
一番大事なのが「1回の白髪染めでどれぐらい染まるか」という染色力です。
商品の見た目が可愛くて値段も安い、けど全く染まらないじゃ話になりませんよね。
通常のヘアカラーと比べると白髪染めトリートメントは染める力が弱めなので、より染色力は気を付けるべき点になっています。
このページでは実際に100%人毛の白髪毛束に染めた画像を載せているので、1回でどれぐらい染まるかが一目で分かりますよ。
黒髪に馴染みやすく綺麗な仕上がりになる「色味」
白髪染めトリートメントは黒髪の脱色作用がなく、白髪にだけ色をつけるものです。
そのため白髪部分が綺麗に濃く染まったとしても、黒髪との馴染みが悪い派手な色になってしまうと、全体としての仕上がりが綺麗になりません。
このページでは、なるべく綺麗な色に染まりつつも、黒髪の中に染めた毛があってもよく馴染む、そんな使い勝手のいい商品を評価しました。
髪と頭皮に刺激がなくて安心して使える「安全性」
白髪染めトリートメントは「ヘアカラー剤に含まれる刺激物質」を取り除いたもので、髪が痛んだり肌荒れに悩まされている方が使えるように作られています。
ただし、白髪染めトリートメントと一口に言っても配合成分に違いがあるので、全ての商品が肌荒れなし・刺激なしとは限りません。
美容師の視点から各商品の成分を見て、より刺激がなく安心して使える商品を評価しています。
普段使いしても負担にならない「料金」
白髪染めは毎月する必要があるので、料金が安くて普段使いしやすいと嬉しいですよね。
中身がたっぷり入っていて1回でしっかり染まる商品であれば、毎月白髪染めしても家計の負担にはなりにくくなります。
白髪は毎日伸びるものなので、なるべく安くてコスパのいい商品を掲載しています。
匂い・塗りやすさなどの「使い続けやすさ」
白髪染めトリートメントは塗ってから時間を置くことで染まるので、なるべくいい香りがするほうが嬉しいものです。
また、綺麗に染まるからといってカラー液が硬くて伸びが悪ければ、塗りにくくて使い勝手がいいとは言えません。
匂いや塗りやすさといった使い続けやすさも評価の基準に加えました。
白髪染めトリートメントおすすめ人気ランキング
商品名 | 料金 | 評価 | 順位 |
利尻 | 2,160円 | ★★★★★ | 1位 |
マイナチュレ | 3,000円 | ★★★★☆ | 2位 |
DHC | 2,883円 | ★★★★☆ | 3位 |
LPLP | 1,980円 | ★★★★☆ | 4位 |
キラリ | 2,760円 | ★★★☆☆ | 5位 |
1位:利尻ヘアカラートリートメント
※乾いた髪に塗って30分置いてから流したもの(1回染め)
※左からブラック・ダークブラウン・ライトブラウン・ナチュラルブラウン
- 通常料金 ⇒ 3,240円
- 初回料金 ⇒ 2,160円
- 特典 ⇒ 2本以上購入で送料無料+専用コームプレゼント
- 色の種類 ⇒ 4色
- 内容量 ⇒ 200g
- 染める力 ⇒ ★★★★★(5点/5点)
- 安全性 ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
- コスパ ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
- 総合評価 ⇒ ★★★★★(5点/5点)
5年連続で白髪染めトリートメントのシェアNO1!(富士経済調べ)
完全無添加+28種類の潤い成分配合で、髪に優しいのに一番よく染まる!
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数ある商品の中から選ばれた1位は「利尻ヘアカラートリートメント」です。
販売されている白髪染めトリートメントの中で、一番よく染まって安全に使用できる成分で作られているので一番にしました。
1回の白髪染めでよく染まる商品はいくつかありますが、染色力に加えて「安全性・補修力」が備わっているのはこの利尻ヘアカラーだけです。
利尻昆布のぬめり成分フコイダンを含んだ全28種類の潤い成分が、染めるたびに髪を補修してくれるので、使い続けていると髪がツヤツヤになりますよ。
カラー液の伸びはいいし匂いも無臭なので、嫌なところがなくて本当に使いやすい商品だなと感じます。
オススメの色はダークブラウンとナチュラルブラウンの2つで、染まりがよくて色落ちしにくい色を探しているならダークブラウンを選びましょう。
明るめならナチュラルブラウンも綺麗に発色するのでアリですね。赤みと黄みがほどよく配合された自然な茶色に染まります。
利尻ヘアカラーは2011年から白髪染めトリートメントのシェアNO1になっていて、使ってみるとその理由がよく分かると思います。
パッケージが少し古臭いのが難点ですが、それ以外に悪いところがないので、皆に愛される白髪染めトリートメントとして売れ続けているんじゃないでしょうか。
利尻ヘアカラートリートメントは「公式サイト・楽天・Amazon」の3箇所で販売されています。
その中で一番安いのは「公式サイト」で、初回1本1,000円割引キャンペーンが実施されているので、公式サイト以外で買うとすごくもったいないですよ。
単品でも1,000円割引で、2本セットなら2,000円引き+送料無料になるので、単品購入でも2本セットでもお得に購入できます。
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2位:マイナチュレ オールインワン カラートリートメント
※乾いた髪に塗って30分置いてから流したもの(1回染め)
※左からダークブラウン・ブラウン
- 通常料金 ⇒ 3,000円
- 特典 ⇒ 定期コースで割引+送料無料+返金保証
- 色の種類 ⇒ 2色
- 内容量 ⇒ 200g
- 染める力 ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
- 安全性 ⇒ ★★★☆☆(3点/5点)
- コスパ ⇒ ★★★☆☆(3点/5点)
- 総合評価 ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
しっかり染まって綺麗な色合い、そして色落ちしにくい!
植物由来原料94%+スカルプケア成分で安全に使える!
マイナチュレは薄毛・頭皮ケアの商品を販売している会社が作った白髪染めで、頭皮に与える刺激を極力減らして安全に使えるように作られています。
白髪ケア・ヘアケア・スカルプケア・エイジングケアの4つがこれ1本で補えるオールインワン商品なので、安心して白髪染めに使えますよ。
余談ですが、マイナチュレで染めるのと同時にサロンドプロ・ビゲンの市販品も染めてみたのですが、マイナチュレは全然色落ちしなかったので驚かされました。
同じ日に染めて3日後にはサロンドプロ・ビゲン共にかなり明るく退色しましたが、マイナチュレは2色とも元の色を保ってたんですよね。
値段の差もありますが、やっぱりしっかり作られている商品は違うなぁと再確認させられました。
2018年6月頃に売り切れ続出で買えない期間がありましたが、今は2色とも在庫があるのでぜひ試してみてください。
@cosmeで上半期新作ヘアカラー第1位に輝いた実力は本物ですよ~!
3位:DHC Q10クイックカラートリートメント
※乾いた髪に塗って30分置いてから流したもの(1回染め)
※上がライトブラウン、下がダークブラウン
- 通常料金 ⇒ 2,883円
- 色の種類 ⇒ 3色
- 内容量 ⇒ 235g
- 染める力 ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
- 安全性 ⇒ ★★★☆☆(3点/5点)
- コスパ ⇒ ★★★☆☆(3点/5点)
- 総合評価 ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
ダークブラウン・ライトブラウン共に丁度いい自然な色合いに染まる!
綺麗な髪色を維持するための退色防止効果「カラーフィックスコート」配合!
大手の化粧品会社ならではの美容成分「コエンザイムQ10」配合!
第2位のDHC Q10クイックカラートリートメントは、柔らかくて自然な色合いに染まるところが良いですね。
ダークブラウンはしっかり染まるけど黒くはならず、ブラウンはオレンジ味のある丁度いい茶色に染まります。
また、染めてから時間が経っても退色しにくい作りになっているので、一度しっかり染めればキレイな色合いが長く続くのも大きな魅力です。
白髪染めトリートメントに色落ちは付き物ですが、DHCは退色が進んでも綺麗な色が続くので、色落ちが怖くない優秀な商品ですよ。
白髪を染める力・染まる色・色落ち防止・補修ケア成分のバランスがとても良い白髪染めトリートメントです。
内容量も多くて値段も手ごろなので使い続けやすく、さすが大手化粧品会社DHCが作った商品ですね。
4位:LPLP(ルプルプ)ヘアカラートリートメント
※乾いた髪に塗って30分置いてから流したもの(1回染め)
※左からブラック・モカブラウン・ダークブラウン・ブラウン
- 通常料金 ⇒ 3,240円
- 初回料金 ⇒ 1,980円
- 色の種類 ⇒ 4色
- 内容量 ⇒ 200g
- 染める力 ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
- 安全性 ⇒ ★★☆☆☆(2点/5点)
- コスパ ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
- 総合評価 ⇒ ★★★★☆(4点/5点)
4色どれを選んでも黒髪に馴染む自然な色合い!
パッケージがオシャレ&初回購入時の割引が嬉しい!
ダメージ0と書いてあるのに「微アルカリ性+刺激のある染料」が入っていて×
第4位のルプルプは、少ない回数でもしっかり濃く染まり、それでいてどの色で染めても落ち着いた雰囲気に仕上がるのがGoodです。
白髪染めトリートメントは白髪だけを染めるので、染めた部分が黒髪と馴染む色のほうが使いやすいんですよね。
その点でいえば、ルプルプはどのカラーも明度が低くて暗めに染まるので、ハズレのない使い勝手のいい商品になっています。
ルプルプの残念なところは、
- カラー液の油分が多くて染め上がりが若干重たく感じる
- 白髪染め成分に刺激のある染料が使われている
- 微アルカリ性で少し刺激がある
の3点です。濃く染めるために2と3は仕方がないのかもしれませんが、それならより安全に使える利尻やDHCのほうがいいでしょう。
髪の乾燥がひどいから油分はあったほうが嬉しい人や、肌が強めだから多少の刺激は問題ない人であればオススメできる商品です。
5位:キラリ カラートリートメントムース(とろーりムース)
※乾いた髪に塗って10分置いてから流したもの(1回染め)
※色はダークブラウン
- 通常料金 ⇒ 3,456円
- 初回料金 ⇒ 2,760円
- 特典 ⇒ コーム・お試しシャンプー&トリートメント・手袋プレゼント
- 色の種類 ⇒ 3色
- 内容量 ⇒ 150g
- 染める力 ⇒ ★★★★★(5点/5点)
- 安全性 ⇒ ★★★☆☆(3点/5点)
- コスパ ⇒ ★★☆☆☆(2点/5点)
- 総合評価 ⇒ ★★★☆☆(3点/5点)
独自の毛髪浸透技術「ヘアケアキューブ」でしっかり染める&潤わせる!
泡タイプなので塗りムラなし&初めてでも簡単に染められる!
中身が少なめ&ムース状なので減りが早いのが難点
第5位のキラリは、短時間でしっかり濃く染まることと、ムース状なので誰でも簡単に塗れることが大きな魅力です。
他の商品はクリーム状の液体タイプなので、塗りやすさではキラリが圧勝ですね。
キラリの短所は、内容量が150gと少ない&泡状なので減る量が早いために、コスパが悪くてお金がかかることです。
使いやすくてよく染まるので日常利用したくなりますが、お金に余裕がないと使い続けにくいので、私は緊急用に1本持っておく程度の利用でいいんじゃないかなと思いました。
6位:資生堂プリオール カラーコンディショナー
※濡れた髪に塗って5分置いて流すを7回行ったもの(7回染め)
※左からブラック・ダークブラウン・ブラウン
- 通常料金 ⇒ 1,382円
- 特典 ⇒ カラーケアシャンプー+特製ブラシプレゼント
- 色の種類 ⇒ 3色
- 内容量 ⇒ 230g
- 総合評価 ⇒ ★★☆☆☆(2点/5点)
値段が安いので毎日使っても負担にならない!
髪の補修力は抜群!髪のケア目的で使っていれば自然と白髪が隠れる!
白髪を染める力は一番低いので、すぐに白髪を染めたい方には不向き
第6位の資生堂プリオールは「染める力は弱い・値段は安い・補修力は高い」と大きな特徴があります。
手頃な値段で買えてトリートメント効果が高いので、「毎日使い続けて髪を綺麗にしながら、白髪が目立たないように隠していく」ような商品になっています。
1回の毛染めでバッチリ染めるのではなく、普段のトリートメント代わりに使用して少しずつ白髪を染めていく、という感じです。
白髪染めとしての評価だけでいえばかなり低くなってしまいますが、白髪がそれほどない方が使うなら十分アリだと思います。
7位:POLAグローイングショット カラートリートメント
- 通常料金 ⇒ 3,132円
- 色の種類 ⇒ 2色
- 内容量 ⇒ 200g
- 総合評価 ⇒ ★★☆☆☆(2点/5点)
第7位のポーラは、ブラウンで染めてもほとんどの黒に見えるぐらい暗く染まってしまうのでオススメできません。
ブラックは濃く染まるし補修力も高いので全然使えますが、ブラウンは思っている以上に暗くなってしまうので使用はやめておきましょう。
一番優秀な白髪染めトリートメントは「利尻ヘアカラートリートメント」
- 初回料金 ⇒ 1本2,160円(2本セットで送料無料)
- 最安値 ⇒ 公式サイトの2,160円(1本1,000円割引キャンペーン中)
- 最高値 ⇒ 楽天の3,240円(定価で割高)
- 塗り方(使い始め) ⇒ 3日連続で乾いた髪に塗って30分置く
- しっかり染まった後 ⇒ シャンプー後の濡れた髪に塗って10分置く
数ある白髪染めトリートメントを実際に試してみて、一番良かったのは「利尻ヘアカラートリートメント」でした!
ほかの商品は「よく染まるけど刺激があった」「髪がしっとり潤うけどあんまり染まらない」と残念なところがあるのですが・・・
そんな中で、唯一利尻ヘアカラーだけは見た目が可愛くないこと以外のデメリットがありませんでした。
染める力が弱いと言われている白髪染めトリートメントですが、利尻は1回でしっかり希望通りに染まります。
白髪を隠す力はもちろん、使い続けていると髪が潤ってサラサラになるし、嫌な匂いや刺激もなくて安心して白髪染めできます。
ほかの商品も良いところがたくさんありますが、私が満足できた商品は利尻ヘアカラートリートメントでした。
自宅で簡単に塗れる白髪染め用品を探しているなら、まずは利尻を試してみてください。間違いない商品ですよ。
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白髪染めトリートメントで綺麗に染めるコツを美容師が紹介
白髪染めトリートメントは適当に塗ってもある程度は綺麗に染まりますが、より少ない回数でしっかり染めるにはコツがあります。
少し手間なこともありますが、より綺麗に仕上げるために工夫してみましょう。
たっぷり塗って全体によく馴染ませる
白髪染めトリートメントを始めて使うときに、どれぐらいの量を塗っていいのか分からなくて少なめに塗布してしまうと「塗りムラ」の原因になってしまいます。
カラー液がついているところしか染まらない&重なりあっている毛をしっかり染めるには、たっぷりと塗ることが重要です。
特に、濃く染めるために「乾いた髪」に塗る場合は、水分量がなくてカラー液の伸びが悪くなるので、より塗る量に気を付ける必要があります。
そして、全体にしっかり塗った後は目が粗いクシ・コームで全体を梳かし、塗り漏れを防ぐために全体を馴染ませましょう。
塗布量が十分かつクシで馴染ませるようにすれば、塗りムラはできずに綺麗な仕上がりになりますよ。
クシやコームで全体を馴染ませるときは歯を立てて行いましょう。
歯を寝かせると、せっかく塗ったカラー液をこそぎとってしまうので逆効果になります。
クシやコームでとかすのが難しい場合は、根元を中心に手で揉みこむようにしてください。
根元に液が溜まるように塗ると染まりがよくなる
髪の毛の中で一番染まりにくい部分は「根元の白髪」です。
髪の表面は紫外線やドライヤーの熱などでダメージを受けているので染まりやすいのですが、根元は「生えてきたばかりで全然ダメージがない」ので染まりが悪くなります。
また、自分で白髪染めをするときは「頭皮にカラー液がついたら色がとれないかもしれない」と心配になるので、根元にカラー液が付きにくくもなります。
白髪染めトリートメントは頭皮についても肌荒れしませんし、たとえ皮膚が染まってしまってもシャンプーすればすぐに色は取れます。(髪と皮膚は成分が違うため)
勇気を出して根元にカラー液が溜まるように塗るようにすれば、染まりにく根元の白髪も1回でしっかり染まるようになりますよ。
ヘアキャップ・ラップで保温する
カラー液を塗った後は時間を置いて染めますが、その際に「ヘアキャップ・ラップ」で保温することでより綺麗に・濃く染まるようになります。
ヘアカラーは温度を上げると発色が綺麗になって染まりやすくなるので、白髪染めトリートメントも同様に保温が大切です。
ヘアキャップが手元にない方は、食品に使うラップを適当に頭に巻くだけでも全然違うので、手間ですが必ず保温するようにしましょう。
頭皮の熱が髪の毛にこもることで、特に染まりにくい根元の白髪がしっかり染まるようになりますよ。
白髪染めトリートメントは乾いた髪・濡れた髪のどちらにも使える
Yahoo知恵袋や教えてGooなどの投稿サイトを見ていると、
- 白髪染めトリートメントは乾いた髪・濡れた髪のどちらに塗ればいいんでしょうか?
という質問をよく見かけることがあったので、ここに回答をまとめました。
白髪染めトリートメントは、乾いた髪に塗ると染める力が強くなって、濡れた髪に塗ると美容成分がよく浸透しやすくなるという特徴があります。
乾いた髪に塗ると染まりが良くなって色落ちしにくくなる
白髪染めトリートメントを乾いた髪に塗ると、水分が少ないのでカラー液が薄まらずに染まりが良くなります。
同様に、しっかり染まるので色落ちして白髪が明るくなりにくくなります。
乾いた髪に塗るのは、なるべく塗る回数を減らして綺麗な髪を維持したい方にオススメです。
白髪染めトリートメントの商品ページ(公式サイト)には、「濡れた髪への使用を推奨しています。」的なことが書いてあるものもあります。
しかし、そういった商品でも乾いた髪に塗って全然問題ないので気にしないで大丈夫ですよ。
資生堂プリオールなんか、公式サイトには「濡れた髪に塗る」と書いてあっても、乾いた髪に長時間置けば数倍染まりがよくなったりもします。
濡れた髪に塗るとトリートメント効果が高くなる
白髪染めトリートメントを濡れた髪に塗ると、よりトリートメント効果が高くなって補修ケアできるようになります。
髪は濡れていると表面のキューティクルが開くので、その状態で染めることで美容成分が髪の内部に浸透しやすくなるからです。
水で薄まってしまう分だけ染める力は弱くなってしまいますが、補修力が上がったりカラー液の伸びがよくなるので使う量が減ったりするメリットがあります。
乾いた髪・濡れた髪のどちらに塗るかの使い分けでオススメなのは、
- 使い始めの2~3日間 ⇒ しっかり染めるために乾いた髪に塗る(置き時間は30分前後と長め)
- しっかり染まった後 ⇒ お風呂でシャンプーした後の濡れた髪に塗る(置き時間は10分前後と短め)
と白髪を染めるときは乾いた髪に塗って、一度染まった後は色落ちした分を足しながらトリートメントする目的で塗れた髪に塗る、というものです。
毎回30分も置くのは面倒くさいですし、白髪を染めるだけじゃなくて髪質改善のためにも利用できることから、乾いた髪と濡れた髪への使い分けを行ったほうがいいですね。
白髪染めトリートメントで染めた色を綺麗に維持するなら
白髪染めトリートメントで染めた髪色を綺麗に持続させる方法を紹介します。
ちょっとでも色落ちを遅くしてなるべく綺麗に染まった状態を維持するには、
- シャンプーにこだわる
- お風呂上がりはすぐに乾かす
2点が重要ですよ。
でも面倒くさかったら染める頻度を早めればそれで解決できるので、参考程度に知っておいてもらえれば幸いです。
洗浄力の弱いヘアカラー用シャンプー・アミノ酸シャンプーを使おう
白髪染めトリートメントは髪表面に色をつけるだけなので、髪の内部で発色させる通常のヘアカラーよりも退色が早くなります。
退色をなるべく遅くするには、洗浄力の弱いヘアカラー専用シャンプーか、同じく低洗浄力のアミノ酸シャンプーを使いましょう。
市販の「安くてよく泡立つシャンプー」は、ほとんどの商品に高級アルコール系という「洗浄力の強い成分」が配合されています。
TSUBAKIやパンテーン、ラックスといった定番シャンプー等は洗浄力が強いです。
簡単に汚れが落ちてサッパリ洗った感が強ければ、使い心地がいいのでよく売れますからね。
ただし、髪の毛の必要な栄養・油分まで落としてしまいますし、せっかく白髪染めして髪表面にくっついた染料も落ちてしまいます。
ヘアカラー専用シャンプーやアミノ酸シャンプーは、泡立ちにくくて洗った感も弱くなりますが、退色を遅くしてくれるので髪がキレイに染まった状態を維持しやすくなります。
毎日使うシャンプーは色落ちに大きく関わっているので、なるべく洗浄力が弱いものを使用しましょう。
お風呂上がりはすぐにドライヤーで乾かそう
髪の毛が濡れていると、髪表面のキューティクルが開いて色落ちしやすい状態になっています。
なので、お風呂上がりに濡れたまま放置していると退色が早くなってしまうのです。
髪をすぐ乾かすだけで退色しにくくできるので、今日からぜひ生活の中に取り入れてみましょう。
白髪染めトリートメントの色選びについて
ここでは白髪染めトリートメントの色の選び方についてお話しします。
自分はどんな色で染めるべきなのかは、染めた後の髪の印象や色落ちなどを考慮しながら決めましょう。
といっても好きな色で染めるのが一番なんですけどね(笑)
ブラック
ブラックはどのメーカーの商品も文字通り黒色に染まります。
けれど、
- 利尻ヘアカラーのブラック ⇒ 青々しい黒染めっぽい黒
- ルプルプのソフトブラック ⇒ 鮮やかではない少しくすんだ自然な黒
- プリオールのブラック ⇒ 明度が高い明るめの灰色っぽい黒
メーカーによって黒の種類が全然違うので、地毛の暗さを考慮して買う商品を選ぶ必要があります。
髪が太くて黒々しいなら利尻、髪が細めで暗さがないならルプルプやプリオール、のように使い分けましょう。
ブラックは染料のうち青みが一番強いので、色落ちしにくくて染まりもいい色です。
ただし、染料が濃いので完全に色が抜けるまでに時間がかかるため、白髪染めトリートメントをした髪に通常のヘアカラーを使用する場合は日を空ける必要があります。
白髪染めトリートメントは黒髪は染めずに白髪だけを染めるものなので、「茶髪にしたくないし黒髪のままでいいけど、白髪だけを染めたい」という黒髪の方にピッタリなんですよね。
なので、白髪が生えてきた30~40代の女性や、サラリーマン男性にオススメの色です。
また、白髪染めトリートメントはアレルギー物質のジアミンや刺激のあるアルカリ剤は使用されていないので、中学生高校生といった子供さんでも安心して使用できます。
そのため白髪染めトリートメントのブラックは、若「白髪が生えていて染めるのも大変で・・・」と白髪に悩まされている学生さんにもオススメです。
ダークブラウン
ダークブラウンは「黒よりも明るくて普通のブラウンよりも暗い焦げ茶色」に染まる色です。
利尻・ルプルプ・DHC・キラリなどでは文字通りの暗い茶色に染まり、ポーラは黒に限りなく近い茶色、資生堂プリオールは青みが入っていてくすんだ色に染まります。
メーカーごとに色の差が一番大きいのがダークブラウンで、一口に「ダークブラウンはこんな色です!」とは解説しにくい色になっています。
そのため、自分が購入を考えているメーカーのダークブラウンはどんな色に染まるのかを、購入前によく確認するようにしましょう。
ダークブラウンは青み・赤みが多く入っている茶色の染料がメインで、普通のブラウンよりも色落ちしにくくなっています。
何度も染めているとかなり暗めに色が入るので、色持ちもよくて染まりやすい使いやすい色と言えますね。
仲良くさせて頂いている白髪染めトリートメントのメーカー担当者さんとお話ししたところ、ダークブラウンが一番よく売れていると聞きました。
白髪染めトリートメントは通常のヘアカラーより染まりが弱いので、その分だけ濃い色を選んで染まりやすくしたい利用者さんが多いわけです。
私個人の感想としても、実際に毛束で実験したり自分の髪に使用してみて「ダークブラウンが一番使い勝手がいいな」と思いました。
明るいブラウンだと1回あたりの色の入りが悪くなりますし、退色が早いので白髪部分がキラキラと光りやすくなりますが、ダークブラウンではそのような問題がなかったからです。
ダークブラウンはしっかり染まって染めた状態が維持しやすいので、頻繁に白髪染めするのが面倒くさい方にもオススメの色ですよ。
それ以外の明るいブラウン
ダークブラウン以外のブラウンは、「赤っぽい・黄色っぽい・ノーマルな茶色」とメーカーごとに色味が異なります。
たとえば、利尻ヘアカラーのライトブラウンはかなり赤みが強く出ますし、ナチュラルブラウンは赤みと黄みのバランスがいい自然な茶色に染まります。
ルプルプのモカブラウンは青みが強くて暗めの茶色に染まり、ブラウンはオレンジ感のある茶色に染まります。
どのブラウンもダークブラウンよりは染料が薄くて明るい色に染まるため、比較的色落ちが早くて染まりが悪い色です。
ただ、何度重ねて染めてもある一定以上の暗さにはならないので、週2~3回染めたりしても問題はありません。(ダークブラウン以上の暗さだと頻度を空けないと暗くなりすぎる)
そのため、「色落ちしてもまた染め直せばいいや」「私はマメなほうだから染まるまでに回数がかかっても苦にならない」といった方にオススメの色になっています。
また、ダークブラウンでは明るめに仕上げることはできないので、白髪を染めつつも髪全体の印象を明るくしたい方にもオススメです。
あんまり髪が暗いと地味な印象になりますからね、人に与える印象も考慮して色を選びましょう。
白髪染めトリートメントのメリット
白髪染めトリートメントには良い面が語られることが多いですが、反面悪いところもあります。
人それぞれ理想的な白髪染めには違いがあるので、白髪染めトリートメントの長所・短所を知った上で、自分が使うべき白髪染め用品なのかどうかを確認しましょう。
まずは白髪染めトリートメントの良いところからお話しします。
脱色作用なし&アルカリ剤なしで何度染めても髪が痛まない
白髪染めトリートメントは、通常のヘアカラーのような黒髪のメラニン脱色作用はありません。
そのため、何度染めても黒髪が明るくなることはなく、白髪だけが染まるように作られています。
また、通常のヘアカラーとは違って髪表面に色をくっつけるので、髪を開かせるためのアルカリ剤は入っておらず、髪が痛むことはありません。
市販の白髪染め用品は自分で塗れるように作られていますが、脱色のためのブリーチ剤が使われていたり、染色力をよくするためのアルカリ剤が入っているため、白髪染めトリートメントとは全くの別物です。
自宅で簡単に塗れて、塗る量がバラバラでも色ムラができにくい。
時間を置きすぎても髪・頭皮に刺激がなくて安全に使えるし、何度使用しても薄毛やハゲになる心配がない。
白髪染めトリートメントは
- 脱色作用がないから自分でも綺麗に染められる
- 髪と頭皮に刺激を与えないから肌が弱い方でも安心して使える
といった、簡単かつ安全に白髪染めできるのが一番大きなメリットです。
ジアミン不使用なので頭皮に刺激なしで安全に使える
通常の白髪染めには「パラフェニレンジアミン」というアレルギー物質が使われています。
1回でしっかり染まるように酸化染料という薬剤が使われていて、その主成分がジアミンなのです。
ジアミンは刺激の強いアレルギー物質で、海外では使用を禁止されているほどの危険なもの。
私も美容室で働いているときはお客様の髪に塗っているわけですが、肌が弱い方が使うとものの数分で「炎症・かゆみ・ただれ」が起きてしまうため、細心の注意を払わなくてはなりません。
白髪染めトリートメントは、ジアミンが入った酸化染料は使っておらず、代わりに「植物染料・塩基性染料・酸性染料・HC染料」のいずれか、またはそれらを配合して作られています。
危険でよく染まる染料が入っていないので数回染める必要があったり色落ちしたりしますが、それだけ安全に使用できる成分で構成されているという証拠でもあります。
ジアミン不使用なので肌の弱い大人の方でも使用できますし、若白髪に悩まされているお子さんでも使えます。
いつでも好きな時間に白髪染めできる
白髪染めトリートメントは自宅・自分で簡単に染められるので、いつでも好きな時間に白髪染めできます。
美容院に通う必要もなく、ヘナカラーのように長い時間がかかることもないので、気軽に使えるお手軽さが嬉しいかぎりです。
染めはじめの白髪が染まっていない状態は乾いた髪に塗るので少し手間がありますが、一度染まってしまえば次からはシャンプーした後の濡れた髪に使用できますよ。
お風呂で染めて待ち時間中は湯船に浸かっておけるので、「これから染めるぞ」と意気込む必要もなく、お風呂に入るのと一緒に白髪染めできるのは大きな魅力です。
白髪染めトリートメントのデメリット
ここからは白髪染めトリートメントのデメリットについてお話しします。
1回の白髪染めでは完璧には染まらない
白髪染めトリートメントはヘアマニキュアタイプの白髪染めになり、1回染めただけでは完璧には染まりません。
利尻ヘアカラーなどのよく染まる商品でも、1回染めた状態では通常のヘアカラーと比べると半分程度の仕上がりになります。
ただ、何度染めても髪が痛んだり頭皮が荒れたりする心配が皆無なので、染めはじめは2~3日連続で染めることによって、短い期間でしっかり白髪を隠すことは可能です。
ここにデメリットして多少染まりにくいよとお伝えするのは、期待しすぎて「染めたのに全然色が入ってないじゃん、市販のヘアカラーにすればよかった・・・」と後悔してほしくないからです。
白髪染めトリートメントは自分で塗れて失敗しない、髪が痛まずに安全に使えるのが最大のメリットなので、少し染まりにくいのは配合成分的にも仕方のないことなのです。
白髪染めトリートメントでも商品によって染まり具合は千差万別ですが、当ページで紹介している上位の商品の利尻・DHC・ルプルプあたりはよく染まるので、2~3回染めれば満足いく仕上がりになりますよ。
ただしくれぐれも、1回染めただけで理想とは違うから使うのを止めようと諦めないでくださいね。
通常のヘアカラーと比べると色落ちがある
通常のヘアカラーは髪表面をアルカリ剤で無理やりこじあけて、髪の内部で化学反応を起こして染料を閉じ込めるメカニズムで作られています。
色を髪の中に入れられるため、シャンプーしても紫外線を浴びても、あまり色落ちしないようになっています。
いっぽうで、白髪染めトリートメントはカラダへの優しさを重視しているため、アルカリ剤は入っておらず、髪を開かせて中に色を入れることはできません。
そのため、基本は髪表面に色をくっつけることしかできず、毎日のシャンプーで少しずつ退色してしまうのです。
ただ、利尻ヘアカラーやルプルプなどの商品は「HC染料」という染料が使われていて、粒子の細かいHC染料は髪をこじあけなくても中に色を入れることができます。
そのため、ヘアマニキュアのように退色がものすごく早いということはなく、週1回~2週に1回の間隔で染めていれば、綺麗な色味を保つことができるのです。
また、色落ちがあるといっても染めた後によくすすいでおけば、タオルやマクラが汚れる心配はありません。
メラニン脱色作用がないので黒髪を明るくできない
白髪染めトリートメントには黒髪のメラニン色素を脱色する成分は入っていないので、黒髪を明るくすることはできません。
つまり言い換えると、白髪だけを染められる商品であり、髪全体の色を均一にはできないということになります。
具体的に例を出してお話しすると、黒髪と白髪が半々くらいで生えている方が、白髪染めトリートメントのダークブラウンで染めたとしましょう。
すると、半分の黒髪はそのままになり、もう半分の白髪が焦げ茶色に染まるため、髪全体の色味としては「黒と焦げ茶が混ざった色」になります。
白髪染めトリートメントは黒髪は染まらずに白髪だけを染めるので、「白髪が固まって生えている部分がある方」は染め上がりをよくイメージして色を選びましょう。
顔回りにだけ白髪が固まっている方が明るいブラウンで染めてしまうと、顔回りは明るい茶色、それ以外は黒髪と色のコントラストが強くなって馴染みが悪くなります。
そうなるなら、暗めの焦げ茶で染めたほうが全体の仕上がりは綺麗になりますよね。
白髪が全体にまばらに生えているなら何色でも綺麗に仕上がりますが、白髪が固まって生えている方は色選びを工夫したほうがいいですね。
白髪染めトリートメントのメリット・デメリットまとめ
- 脱色作用なし&アルカリ剤なしで何度染めても髪が痛まない
- ジアミン不使用なので頭皮に刺激なしで安全に使える
- いつでも好きな時間に白髪染めできる
- 1回の白髪染めでは完璧には染まらない
- 通常のヘアカラーと比べると色落ちがある
- メラニン脱色作用がないので黒髪を明るくできない
白髪染めトリートメントは、通常のヘアカラーと比べると染まるまでに回数が必要だったり、定期的に染めて色落ちした分の色を足したり、黒髪は明るくできないといったデメリットがあります。
けれど、メリットとして髪を痛めないし肌も荒れないという安全性と、自分で簡単に塗れて綺麗に仕上げられるので白髪染めのタイミングが自由になるという大きな魅力があります。
人によっては「黒髪と白髪の両方を同じ色にしたいから、髪が痛んでしまっても美容院に通おう」と思われる方もいるでしょう。
同様に、「美容院通いは面倒くさいし、薄毛になってきているし肌も弱いから、自宅で染められる白髪染めトリートメントを使おう」という方もいるでしょう。
白髪染め用品には「アルカリカラー・白髪染めトリートメント・ヘアマニキュア・ヘナカラー」と様々な種類があって、それぞれに特徴があります。
自分の目的に合った白髪染めを使うのが一番の理想なので、当ページを参考にして選んでもらえれば幸いです。
白髪染めトリートメントの利尻・ルプルプ・資生堂で迷ったとき
有名な白髪染めトリートメントの3大商品である「利尻ヘアカラー・ルプルプ・資生堂プリオール」を徹底比較してみました。
利用している人が多くて口コミ数がたくさんあるので、ついネットサーフィンして情報収集していると「どれを使うべきなんだろう・・・?」と迷ってしまいます。
それぞれ商品ごとに特徴が違うので、あなたの用途に合った白髪染めトリートメントを選びましょう。
商品名 | 利尻 | ルプルプ | 資生堂 |
金額 | 2,160円 | 1,980円 | 1,382円 |
内容量 | 200g | 200g | 230g |
染める力 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
補修力 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
安全性 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
総合評価 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
公式サイト | 移動する | 移動する | 移動する |
白髪染め力で選ぶなら利尻ヘアカラートリートメント
販売されている白髪染めトリートメントの中で、最も白髪染め力が高いのが「利尻ヘアカラートリートメント」でした。
1回の毛染めでしっかり濃く染まるので、なるべく少ない回数で白髪隠しできるものを探している方は利尻を使うのがベストです。
上の画像は乾いた髪に塗って30分置いて流したもので、1回染めただけでも白髪だったとは思えないほどよく染まっています。
色は左から
- ブラック
- ダークブラウン
- ライトブラウン
- ナチュラルブラウン
となっていて、ライトブラウンだけ赤みが強く出るので若干派手な印象になります。他の色は馴染みのいい自然な色ですね。
髪の乾燥がひどいときはルプルプ
ルプルプはカラー液がすごくオイリーで、乾燥した毛をカバーする力がかなり高い白髪染めです。
髪が細くてふんわりしている方だと染めた後に髪が重くなって合いませんが、髪が太めかつ乾燥がひどい方にはピッタリです。
髪をサラサラにするなら利尻、乾燥して広がってしまう髪を落ち着かせるならルプルプ、という感じですね。
ただし、ルプルプは少し刺激のある染料が使われているので、髪や肌への安全性は利尻・資生堂よりも低くなっています。
通常のヘアカラーより全然刺激はありませんが、敏感肌で荒れやすい方は少し注意が必要です。
上の画像は乾いた髪に塗って30分置いた1回染めです。
左から
- ソフトブラック
- モカブラウン
- ダークブラウン
- ブラウン
と並んでいます。
一番よく売れている色はモカブラウンですね。暗すぎず明るすぎず丁度いい色です。
白髪が少し隠れるぐらいでいいなら資生堂プリオール
資生堂プリオールはなんといっても値段が1,382円と安いので、日常的に使うトリートメントとしての価値が高い商品です。
毎日使いやすいので髪の補修ケア目的で使うのが理想的ですね。
白髪染め力は利尻・ルプルプと比べると弱く、ちゃんと茶色に染まるまでに日数もかかります。
そのため、なるべく少ない回数で白髪を染める・・・というよりは、トリートメント効果を期待して使っていて、気づいたら白髪が隠れていたぐらいの使い方が向いている商品です。
上の画像は5分置いて流すを10回繰り返したもので、私たちの頭髪に使う場合は3~4週間ほどでこれぐらいに染まります。
資生堂プリオールがなぜそこまで白髪染め力が弱いのかというと、より安全に使える白髪染めとして作られているからです。
利尻とルプルプに入っている塩基性染料よりも刺激のない酸性染料が使われています。酸性染料は染まりにくいけど安全性はピカイチなんですよね。
資生堂プリオールは白髪染めトリートメントの中で一番安全性が高くて刺激のない商品なので、長所と短所が大きく分かれていることを知った上で購入しましょう。
白髪染めトリートメントのブラック VS 市販の黒染め
ネット専売品の白髪染めトリートメントのブラックと、市販の黒染めを比べてみました。
黒に染めたい方は
- 若白髪に悩んでいる学生さん
- 白髪を染めたいけど黒髪はそのままでいい大人の男女
- 会社がヘアカラー禁止のサラリーマン男性
こういった方が多いと思うので、上記の方の視点でどちらがどう優れているかについてお話ししていきます。
染色力・色落ちしにくさなら市販の黒染め
白髪を染める力と色落ちのしにくさは市販の黒染めの勝ちです。
市販の黒染めは「酸化染料・アルカリ剤」と髪の内部で黒色を発色させる作りなので、1回の毛染めでがっつり染まって退色しにくくなっています。
白髪染めトリートメントは髪の表面に色をつけるヘアマニキュアタイプなので、髪の中を黒くする黒染めと比べると、濃い黒色に染めるには最低でも2~3回は染めなければいけません。
また、白髪染めトリートメントは髪表面を染めるため、紫外線やプールの塩素・ドライヤーの熱といった外部刺激に弱く色落ちしてしまいます。
髪を痛ませない・頭皮への優しさを考えるなら白髪染めトリートメント
白髪染めトリートメントには、市販の黒染めのように髪を開かせるためのアルカリ剤は入っていないので、染めても髪の栄養が外に流れ出ることはありません。
ほかにも、白髪染めトリートメントは染料が刺激のない成分で出来ている&染めながら髪の補修ケアもできます。
そのため、髪にダメージを与えずに白髪染めできる商品になっています。
白髪染めトリートメントは頭皮に与える悪影響もないので、肌荒れや薄毛化を進行させることもありません。
市販の黒染めに入っている酸化染料は「ジアミン」という刺激の強いアレルギー物質が入っているので、炎症・かぶれ・かゆみを引き起こすことがあります。
また、刺激の強い化学薬品なので、ジアミンやアルカリが毛穴に残ったままになると薄毛の原因にもなります。
白髪染め力・色落ち・安全性を考慮して白髪染めに使うものを選ぼう
白髪を染める力と色落ちのしにくさは「市販の黒染め」の勝ちで、安全性は「白髪染めトリートメント」の勝ちでした。
若白髪に悩まされている学生さんであれば「新陳代謝がよくて毛穴・頭皮も元気」なので、市販の黒染めは安全性に問題はあるものの、600~700円と安く買えるので向いているかなと思います。
ただ、大人の方は30~40代から薄毛が始まる方も多く、50~60代になるとほぼ全員が薄毛に悩まされることになるため、毛穴に悪影響を与える市販の黒染めは使わないほうがいいでしょう。
白髪染めトリートメントの中でも、より染める力が強い商品を使えば少ない回数で白髪染めできますし、黒色なら2~3回も染めればしっかり白髪は隠れますからね。
また、白髪染めにかかるお金を考えてみても、月2,000円~3,000円かかったとしても「市販の黒染めを使い続けたせいで、将来薄毛になって治療に払うお金」を考慮すると安いと思います。
市販の黒染めはドラッグストアで手軽に買えますし、もっというとコンビニでも選ばなければ1種類は売ってます。
すごく安くて便利な白髪染め用品ではありますが、刺激が強いので使い続けられる代物ではありません。
最初の白髪染めとして使ったり、急な用事用に1個あれば便利だとは思いますが、日常的に利用するなら白髪染めトリートメントをオススメします。
サラリーマン男性におすすめの白髪染めトリートメントランキング
サラリーマン男性にオススメの白髪染めトリートメントは、「少ない回数で濃く染まるメーカーのブラック」です。
会社では茶髪禁止のところも多いので、黒色に限定して紹介していきます。
染料が薄いブラックを使うと「1回では白髪が隠れない」ので、染めはじめの数日間はみっともない髪型になってしまいます。
サラリーマン男性ならバチっと濃く染まる商品を選びましょう。(会社で見られちゃうので)
1位:利尻ヘアカラートリートメントのブラック
第一位は「利尻ヘアカラートリートメント」のブラックです。
肌荒れなしで薄毛を深刻化させない白髪染めトリートメントの中で一番染料が濃く、少ない回数でしっかり染まるので1位にしました。
一番左側の毛束がブラックで30分置いて1回染めたものです。
実際の頭髪だと2~3回は染める必要がありますが、数日でこれだけ真っ黒になれば十分ですよ。
利尻ヘアカラーのブラックは他メーカーの黒よりも濃く染まるので、地毛が太くて黒々しい方の髪にピッタリ合います。
完全無添加で刺激がないので、何度使用しても髪が痛んだり薄くならないのもGoodですね。
サラリーマン男性の白髪隠しには、利尻のブラックが染まりがよくてオススメですよー!
2位:DHCのブラック
第2位はDHCのブラックです。
大手化粧品会社DHCの商品なので、女性向けと思われることがありますが男性でもなんら問題なく使用できます。
DHCの白髪染めトリートメントは「色落ちしにくい退色防止成分」が配合されているため、色落ちして白髪が光ってしまうことは殆どありません。
週1回染めていれば白髪が常に染まった状態を維持できるので、染める力は利尻に劣るものの2位にランクインしました。
3位:ルプルプのソフトブラック
第3位はルプルプのソフトブラックで、1位2位の黒よりも少し焦げ茶よりに染まる色になっています。
はっきりした青々しい黒ではなく茶味を感じる馴染みのいい黒に染まるので、地毛が細めで茶色っぽい方の黒染めに最適です。
ルプルプはカラー液に油分が多く含まれていて、染めあがりが若干重く感じることがあるので、あまり毛が細い方には向いていません。
薄毛気味になっている方が使用する場合は、染めた後に十分そそぐようにしましょう。
番外編:利尻カラーシャンプーのブラック
番外編として、白髪染めトリートメントではなく「白髪染めシャンプー」をご紹介します。
こちらは利尻ヘアカラートリートメントのシャンプータイプで染めた毛束です。
トリートメントのように時間を置く必要はなく、洗って流すを7回繰り返すとこのような色に染まります。
白髪染めトリートメントは長めだと30分程度おかないと染まりませんが、シャンプータイプは普段のシャンプー代わりに使うだけで徐々に白髪が染まります。
毎日何も気にせずただ洗うだけなので、白髪染めしている感覚もなく、忙しい方・面倒くさがりな方でも続けやすいところが大きな魅力です。
それに、よく泡立って洗い心地もよく、泡が飛び散ってもシャワーでさっと流せるので浴槽が汚れる心配もありません。
しっかり染まるまでに2週間前後かかるので、急な用事には対応しにくい点だけが難点ですが、毎日使用していれば問題はないですね。
このシャンプー1本で1ヶ月以上は余裕で持つので、経済的な負担も少なく、肌への刺激もないので続けて使いやすい商品ですよ。
使ってみると知らない間に白髪が染まっていくので驚きますよ。オススメです。